ニュースリリース

「ゴーグルで覗くみらい情報生活調査 」鏡や冷蔵庫とやりとりする未来の生活をVRで体験調査~第2弾結果発表~
NEWS RELEASE

IoT環境における「モノと人との会話」に男女差。会話を楽しむ女性、端的なやり取りを求める男性

株式会社博報堂DYメディアパートナーズ メディア環境研究所(本社:東京都港区、所長:島野 真)は、スマートスピーカーをはじめ、IoTの進展に伴い広がる、家電や鏡など新たなメディアと、そこで生まれる“人とモノとのコミュニケーション”に着目し、「ゴーグルで覗くみらい情報生活調査」を実施しました。男女20~40代のスマートスピーカーユーザー30名に、VRのリビングで様々なモノと会話する体験をしてもらい、その最中の脳波と、事後のアンケートやインタビューから、快適なコミュニケーションの可能性を探ります。第2弾は、モノとのやり取り中の脳波をモニタリングし、感情の動きを分析した結果をご報告いたします。

<調査手法の特徴>
・ 人とモノとのコミュニケーションについて、生活者のリアルな反応を把握するため「VR技術」を活用し、モノと会話ができる未来の情報生活を仮想空間で再現した「体験型」調査
・ 体験後のアンケートに加え、体験中の「脳波」をモニタリング

<調査結果ポイント>
鏡や冷蔵庫などモノから話しかけられ、会話する体験中の脳波をみると、女性は会話を「楽しむ」のに対し、男性は聞く時間が長いと「イライラ」「退屈」の反応を示した。

・モノとの会話体験中の脳波の反応を8つの「感情スコア」の出現率で示したのが下記の図。
・女性層は「happy(幸せ)」が52.9%と最も多く、次いで「 excited(ワクワク)」で27.5%となり、モノとの会話に喜び楽しむ反応を示した。一方男性は、女性同様「excited (ワクワク)」(28.5%)や「happy(幸せ)」 (21.4%)といった喜びの感情が多いものの、「nervous(イライラ)」や「bored (退屈)」が各5.4%となり、体験中の会話に不快の反応があった。
・不快感情を抱いた男性の脳波の動きをみてみると、不快感情はモノからの一方的な語り掛けが長くなる時に出現しやすいことから、男性には端的な語り掛けが必要であると考えられる。

モノとの会話体験中の「感情スコア」出現率(男女別)

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