ニュースリリース

メディア環境研究所 「第3回メディアイノベーション調査」より―「生活を変える55の新しいサービス」への興味度4カ国比較― 海外3カ国は世の中のシステムが便利になることに意欲的。日本は、保守的。海外との意識に差。
NEWS RELEASE

株式会社博報堂DYメディアパートナーズ メディア環境研究所(本社:東京都港区、所長:吉川昌孝)は、「第3回メディアイノベーション調査」を実施しました。東京、L.A.、上海、バンコクの4カ国4都市にて、次世代のメディア環境に連携すると考えられる、「生活を変える55の新しいサービス」について調査しました。4カ国の比較を行い、各国の違いや日本で特徴的とみられる主なファインディングスをご紹介します。

①新しいサービスに対する4カ国の興味度ランキング、各国の上位10位からみる傾向
 米国:家庭内の利便性を高めるサービスに高い関心
 中国:VR、AR、ドローンなど、遠隔操作による解決に関心
 タイ:定期発注や自動発注など、買い物の配送系に高い関心
 日本:家や都市よりも、個人と社会に関するサービスに関心が集中
②新しいサービスに対するニーズの4カ国比較
 新しいサービスに対するニーズが低い日本。新しいサービスに対する興味度の総ボリュームが日本は米国の半分、タイ、中国の4割程度にとどまる
③新しいサービスとセキュリティ意識との関連を不安と便利で比較
 家の中の機器や家電がネットにつながることに関して、日本は4カ国中、唯一不安が便利を上回る。不安を感じる割合も他国に比べて高い

4カ国比較のポイント>

米国
・家庭内ではリビングやキッチンなどよりも、寝室やバスルームなどのよりプライベートな空間の利便性に高い欲求。
中国
・情報化社会で情報を提供することは当たり前と考えており、セキュリティ意識が全体的に低い。
・国を挙げてAI先進国を目指していることも影響し、新しいサービスに貪欲。
タイ
・新しいサービスに対して幅広く興味・関心を示している。
・55の各サービスに対し、平均して興味度が他国より高い。
日本
・新しいサービスに対して消極的。海外3カ国と全体的に異なる傾向。
・各産業や領域が独自に進化し便利になっているため、他業種間でのシームレスなサービスの連携が図られていない。
・ソト(スーパーやタクシーなど)がネットにつながることには肯定的。ウチ(プライベート空間)の常時接続には不安あり。
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