ニュースリリース

2021年 博報堂DYメディアパートナーズ社長年頭所感
NEWS RELEASE

旧年中も、博報堂DYメディアパートナーズに多大なるご厚情を賜り、誠にありがとうございました。新型コロナウイルス感染症によりお亡くなりになられた方々に謹んでお悔み申し上げますとともに、罹患された方々には心よりお見舞い申し上げます。また、感染拡大の防止にご尽力されている医療関係者をはじめとした多くの皆さまに心から感謝申し上げます。

さて2020年を振り返りますと、新型コロナウイルスによって世界が大きく変わってしまったのは明らかですが、その変化の本質を理解することも重要です。メディア環境研究所(※)が、コロナ禍のメディア接触やデジタルサービスの利用実態を把握するために行った調査を見てみると、
・生活関連のデジタルサービス(リモートワークやキャッシュレス決済)の利用は全年代に一気に拡大
・高齢層においても、スマートフォンを通じた動画や番組の視聴、ニュースアプリ、SNSの利用などが大きく伸長
・若年層では過半数がメディアの重要性を感じており、メディアとの関わり方に、改めて強い関心を持ち始めている
など、新型コロナウイルスの影響下で過ごした短い期間にも、生活者側には変化が起きていることがわかりました。

今回のパンデミックによって、デジタルトランスフォーメーション(DX)が急速に進み、メディア、生活者、そして得意先の環境が大きく変化し、テクノロジーによって新しいビジネスモデルが生まれることを改めて実感しました。
これらの変化は、あらゆる分野に対しての追い風となり、結果として、様々な産業のサービス化が不可逆な流れで進行しているとも言えます。既存産業のDXには今後大きな成長余地がありますが、数ある産業の中で、最も早くDXが進行している業界のひとつが広告業界です。

当社では、そのような時代の潮流を見越して、数年前から研究・開発をスタートさせ、昨年12月に新たなメディア広告運用モデル「AaaS(Advertising as a Service)」を発表しました。「広告枠の取引」によるビジネス(いわゆる「予約型」)から「広告効果の最大化」によるビジネス(いわゆる「運用型」)への転換を見据え、新たな総合メディアサービスを今年から本格的に開始します。
2021年は、この「AaaS」を携え、最高品質の“運用力”と“表現力”でメディアビジネス業界を大きくリードしていきたいと思います。

最後になりますが、昨年はコロナ禍の影響もあり、人と人が直接会って話すことの大切さ、そして素晴らしさを、改めて学びました。是非、この状況が一日も早く解消され、皆さんやパートナーであるメディア企業・コンテンツホルダーの方々と、これまで以上にビジネス連携を深める時間をつくり、業界全体が活性化できる新しい仕組みを共創したいと思っております。

本年も、博報堂DYメディアパートナーズに倍旧のお力添えをいただけますと幸いです。

2021年元旦

株式会社博報堂DYメディアパートナーズ
代表取締役社長 矢嶋弘毅

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