ニュースリリース

株式会社博報堂DYメディアパートナーズ 2018年 年頭所感
NEWS RELEASE

メディアビジネスに、大きなうねりを。

(1) 新年の御挨拶

あけましておめでとうございます。
旧年中も、博報堂DYメディアパートナーズに多大なるご支援を頂きまして、誠にありがとうございました。

改めまして、昨年6月末に社長に就任いたしました矢嶋弘毅です。
1984年 博報堂に入社、1996年 インターネット広告会社 デジタル・アドバタイジング・コンソーシアムの設立以来 同社の代表取締役を務め、その間、広告技術の研究・開発、広告セールス等に携わってまいりました。これまでの21年間を振り返りますと、PCでのインターネットから始まり、フィーチャー・フォン、スマートフォンやタブレット等、約5年周期で革新的技術(デバイス)が登場してきたのですが、その度に、ビジネスの内容やプレーヤーが大きく変化してきました。

(2) 第四次産業革命期にある現代

そして現在は、世界に張り巡らされた通信インフラと膨大なデジタルデータによる「第四次産業革命」にあると認識をしています。この時代の特徴は、IoTとビッグデータ、AIとロボティクス などの異なるテクノロジーが融合し合い補強し合う事と、エクスポネンシャルな発展・成長を遂げる事です。

当然、メディアビジネス業界にもこの変化の波は押し寄せていますが、その最も大きなインパクトは“メディアという概念が大きく変わること”だと私は考えています。IoTにより、モノどうしが繋がることで、マスメディアのみならず同じ通信インフラ上にある「屋外」の車や建物、看板やバス停、「屋内」の家電や家具など、あらゆるモノがメディア化します。加えて私たち一人ひとりも含めた、全ての「人」までもがメディア化していくことになります。

こうした時代、「メディア化する全てのモノと向き合い、それぞれが持続的な成長を続けること」への貢献、私たち博報堂DYメディアパートナーズのミッションだと捉えています。

(3) 2018年のメディアビジネス

私は、2018年のメディアビジネスにおいて、3つのテーマに着目をしています。
1つ目は、「“生活者データ・ドリブン”マーケティング」の重要性が一層高まることです。あらゆるモノがメディア化することで、検索や購買、そして行動など、広範囲で膨大なデータが収集されることになります。このデータを活用しながら、より最適なメディア活用の設計が重要になってきます。
そしてこの“生活者データ・ドリブン”マーケティングが進化するほど必要となるのは、2つ目に挙げる「強いクリエイティブ」です。ターゲットにあったメッセージ開発、テクノロジーを活用した、メディア・クリエイティブを統合することが、一層求められます。そして3つ目は、「メディアビークルの多様化」です。オーディオを始めとした新たなデバイスの出現もそうですが、IoTによって気付かないうちに街や家など、身の回りがメディア化していきます。こうしたメディアの広告価値を、データやクリエイティブで高めていかなければなりません。

メディアビジネスが変化する環境において当社では「データ」「クリエイティブ」「コンテンツ」「テクノロジー」の機能を柔軟に連携させながら、メディアの広告価値を持続的に高める「メディアのプロフィットデザイン」を実践してまいります。

(4) 最後に

2018年は産業全体のデジタル化がさらに進むと同時に、自動運転の技術進化やスマートスピーカーの普及など、新たな技術がより身の回りに浸透し、暮らしの景色も変わって行きます。
また平成が始まって30年、明治維新から150年という日本にとっての大きな節目でもあります。当社も設立より15年を迎え、社会全体としても、会社としても様々な場面での“変化の機運”が生まれるタイミングだと捉えています。
こうした節目に、時代の変化を着実にビジネスに変えながら進んでまいります。
本年も、博報堂DYメディアパートナーズに、大いにご期待ください。

 

yajima2018
2018年1月1日
株式会社博報堂DYメディアパートナーズ
代表取締役社長
矢嶋 弘毅

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