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トップアスリートも「継続は力なり」
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あっとういう間に年末です。毎年楽しみにしている一文字で世相を表す2015年の漢字は「安」で決まりました。テロなどの影響かもしれません。そこで思い出すのは、1994年のリレハンメル冬季五輪。フィギュアスケート・ドイツ代表カタリーナ・ビットの『花はどこへ行った(Where have all the flowers gone?)』です。世界が注目する中、サラエボ反戦の思いを込めた演技は、昨日のことのように覚えています。スポーツ、映画、コンサートや演劇などは「安全」があって初めて成り立つもの。今年は、しみじみとそれを感じました。

さて、12月21日に広報から報道発表を出しましたが、「アスリートイメージ評価調査2015年総括特別編」(12月1~10日:首都圏+京阪神圏調査)について、少しご紹介しようと思います。

まず、「今年活躍したアスリートは誰か?」という質問に対する回答の傾向を見てみます。「今年活躍した男性アスリート」のトップは「五郎丸歩」でした。ラグビーワールドカップ2015で日本代表が歴史的な3勝を上げたことで、テレビ・新聞・雑誌・ラジオ・インターネットなどの各メディアが取り上げ、生活者にラグビーそのものや選手たちの情報が届きやすくなったことが主な要因と考えられます。2位は「羽生結弦」、3位「錦織圭」、4位「内村航平」、5位「山田哲人」となりました。女性アスリートでは、1位「浅田真央」、2位「吉田沙保里」、3位「イ・ボミ」、4位「石川佳純」、5位「宮原知子」となりました。

またイメージ項目別に見ると、「勢いを感じるアスリート」では、1位「羽生結弦」、2位「五郎丸歩」、3位「宇野昌磨」、4位「錦織圭」、5位「大谷翔平」となりました。「常にチャレンジ精神を持ち続けているアスリート」では、1位「羽生結弦」、2位「イチロー」、3位「三浦知良」、4位「錦織圭」、5位「浅田真央」となりました。

全体的には、男性、女性ともに世界のトップレベルの舞台で負けず劣らずに結果を出し続けているアスリートたちが上位にランクインしているのではないかと思います。アスリートがトップに居続けるには結果を出さなくてはいけません。調査結果からも白黒はっきりする勝負がにじみ出ています。

そういえば最近、MLBコミッショナーの特別アドバイザーに元ボルティモア・オリオールズのカル・リプケン氏が就任しました。現役時代は大きな怪我なく、毎年同じような好成績を残し続けた大型内野手でした。「鉄人」、彼を称した言葉です。無事これ名馬と一日ごとの積み重ねが、2632試合連続試合出場(世界記録)だったのかもしれません。トップアスリートにも「継続は力なり」があてはまるようです。

 

【関連コラム】
■ラグビー人気を数字から見る~アスリートイメージ評価調査より~(市川修平)[2015.11.6]
■生活者はアスリートをどのように見ているのか ~29のオリジナルイメージから紐解く、アスリートの本当の魅力とは?~(市川修平)[2015.4.2]

データドリブンメディアマーケティングセンター​ 武方浩紀

1995年博報堂入社。初任配属は事業本部。2004年メディアマーケティング局兼ラジオ局複属。現在はデータドリブンメディアマーケティングセンター メディア・コンテンツマーケティング部。主にメディアやコンテンツの調査分析及びデータ開発に従事。最近のマイブームは「子育て」。

※執筆者の部署名は、執筆時のものであり現在の情報と異なる場合があります。

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