ニュースリリース

コンテンツビジネスラボ「リーチ力・支出喚起力ランキング」〜「コンテンツファン消費行動調査 2015」より〜
NEWS RELEASE

リーチ力では、リバイバル系コンテンツが新たにランクイン、支出喚起力では、ライブ体験型消費の作品・アーティストが躍進

株式会社博報堂DYメディアパートナーズ(本社:東京都港区、社長:大森壽郎)と株式会社博報堂(本社:東京都港区、社長:戸田裕一)との共同研究プロジェクト「コンテンツビジネスラボ」(※1)は、毎年実施している全国調査「コンテンツファン消費行動調査」(※2)の2015年版を実施し、そのデータをもとに最新の全11カテゴリ・計678のコンテンツに関する、「リーチ力・支出喚起力ランキング」を算出いたしました。
※「リーチ力」と「支出喚起力」は、企業のコンテンツ活用を促進するために、コンテンツビジネスラボが開発した独自指標)

■リーチ力・支出喚起力ランキングの概要
2015年2月時点における個別タイトル・アーティストに関するTop20ランキングを見ると(下表)、リーチ力では「アナと雪の女王」がトップとなり、「ルパン三世」「るろうに剣心」「寄生獣」といったリバイバルコンテンツが上位に入りました。
また、ファンによる支出喚起力ランキングで上位に入っているコンテンツは、ライブコンサートやイベントなど、ライブ体験を重視したコンテンツが上位を占めました。今回トップとなった「ラブライブ!」は学園アイドルグループを描いた雑誌発コンテンツですが、アニメ化の他にも頻繁に新曲が実装されるリズムアクションゲームや声優によるライブといった、作品モチーフとの相性も良く且つリアルタイム性の高い体験の提供を精力的に行っており、実在のアイドルグループ同様にライブ体験型消費コンテンツが支出喚起力を伸ばす上での共通項だということが分かりました。

※リーチ力と支出喚起力
リーチ力:そのコンテンツが一年間に到達できる人数を表す指標です。コンテンツの力を活かして、幅広い生活者に自社商品やサービスを知らせる際に参照する。この指標が高いと、キャラクタータイアップ、CMへの起用、PRなどの活用に向いています。
支出喚起力:コアファンによる、年間の関連市場規模の指標です。自社の商品やサービスそのものにコンテンツを組み込んだオリジナルの企画を開発し、コンテンツファンの実際の購買を目的とする際に、どのくらいの売上規模が見込めるかを推計することができます。

 

■ コンテンツビジネスラボ (※1)
独自調査『コンテンツファン消費行動調査』の知見をもとに、近年企業のニーズが高まっているコンテンツを起点とした広告やビジネス設計の支援を行う専門チームです。独自に提唱する『コンテンツファン発火モデル』を用いて、企業やコンテンツホルダーが実施するコンテンツを起点とした広告コミュニケーションの設計支援や、新規事業・サービス展開のマーケティング支援等を行っています。博報堂のマーケティングプラナーと研究開発職員、博報堂DYメディアパートナーズのコンテンツビジネス開発の専門家などで構成されるメンバーは、スポーツ、ドラマ、アニメ、ゲーム、音楽など、さまざまなカテゴリの熱心なファンでもあり、コンテンツに対する豊富な知見と情熱を有しています。

■ コンテンツファン消費行動調査 (※2)
コンテンツビジネスラボが独自に実施する生活者調査。全国の 15~69 歳男女・計5,000名を対象に、エンタテインメントやスポーツなど計 11 カテゴリのコンテンツに対する消費行動の実態を把握したもので、業界団体別の出荷・売上データなど既存のコンテンツ関連調査では把握できなかった、生活者のコンテンツ消費実態に本格的に迫った調査として、2011年の発表以来、幅広い業種の企業やコンテンツホルダーにご活用頂いています。
・調査方法:インターネット調査
・調査地区/対象者:全国 15~69 歳の男女 (全国7エリアを性年代別人口構成比で割付)
・有効回収サンプル数: 5,000 サンプル
・調査時期 2015年2月7日(土)~9日(月)
・全 11 カテゴリ(「バラエティ・ドラマ」「アニメ・特撮」「マンガ・ライトノベル」「小説」「映画」「音楽」「ゲーム」「美術展・博覧会」「スポーツ」「特定のタレント・人物」「レジャー施設・イベント」
※2014年度から個別のテレビ番組についても聴取

(調査の特徴)
・コンテンツファン行動を、「興味」「利用」「ファン」「支出」の 4行動に分類し把握
・「誰が」「何に」「いくら」支出しているかを分析したリアルなデータ
・全国7エリアを性年代別人口構成比で割付した調査設計により、市場規模の推計が可能
・既存の各業界団体別の出荷/売上データからは把握できなかった支出項目も捕捉
・シングルソースデータのためコンテンツのジャンルをまたいだファン行動の分析が明らかに
・どんな機器やサービスを使っているか等のコンテンツ利用環境とのクロスデータも算出可能
・コンテンツファン行動だけでなく、意識・価値観、コンテンツ以外の財・サービス購入・関心も聴取

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