ニュースリリース

2023年 博報堂DYメディアパートナーズ社長年頭所感
NEWS RELEASE

デジタルとリアルを融合した新しい価値を創造する

旧年中も、博報堂DYメディアパートナーズに多大なるご厚情を賜り、誠にありがとうございました。 

2022年度を振り返りますと、新型コロナウイルス感染症の影響に加え、ウクライナ問題、円安など、我々に大きな影を落とした1年であったと思います。そのような中でもサッカー日本代表の活躍をはじめ、スポーツやエンタテインメントにおいては日本発のコンテンツの力が元気を与えてくれました。 

世の中のデジタル化は、変化への順応という点において、いよいよ定着し深化してきているようにも思えます。ネットショッピングや定額制動画サービス、オンライン会議やテレワークは「当たり前」になっています。しかし、一方で、販売を目的としないショールーム型店舗やスポーツ観戦や音楽フェスなどのリアルイベントへの注目もこれまで以上に高まっています。どのようにデジタル技術を活用して生活をより快適にしていくか、人間同士のつながりをより強いものにしていくかという、デジタルとリアルが分断することなく並立していく方向に深化しているように感じています。 

デジタル技術革新を俯瞰視すると、1996年のナローバンドでのインターネット開始以降、ブロードバンドの普及、スマートフォンの登場、通信速度の加速化による動画の隆盛、コネクテッドテレビの出現と、ほぼ5~6年ごとに大きな変化が訪れています。そう考えると2023年は、その次の節目となる重要な年になると思っています。そのような大きな変革期に、デジタルとリアルが融合された広義でのコンテンツによる生活の拡張として注目されるのがメタバースでありweb3.0ということになります。生活者の変化にともなうメディアやマーケティングの場の変化について、我々はこれから起こることを精緻に予測し、準備したうえで、柔軟に対応していくことが求められています。 

我々は2020年から広告メディアビジネスの次世代モデル「AaaS」を提唱しており、データ×システム×アルゴリズム×人によってメディア投資効果を最大化し、広告主の事業成長に貢献することを目指しています。2022年も多くのソリューションを開発・提供し、データ活用を通じて生活者の実行動をふまえたメディアプラニングや提案を行っています。さらに今年は、人の心を動かすコンテンツの力をマーケティングに掛け合わせる取り組みを進めてまいります。これまで蓄積した効果的な広告運用力とクリエイティビティを掛け合わせた広告コンテンツ開発やメディアの制作するコンテンツに企業や商品・サービスのブランドを融合させるブランドインテグレーションを推進し、より高いメディア投資効果を提供いたします。 

デジタルテクノロジーは、生活においてもマーケティングにおいても、なにかを実現するための手段でしかありません。我々は、その先にある生活者、広告主、メディア・コンテンツホルダーの皆様の相互利益を創発できるプラニング力と実現力があると自負しています。
皆様とともに、これまで以上にビジネス連携を深め、業界全体、社会全体が活性化するような新しい取り組みを進めてまいりたいと思っております。 

 本年も、博報堂DYメディアパートナーズに倍旧のお力添えをいただけますと幸いです。 

2023年元旦 

株式会社博報堂DYメディアパートナーズ
代表取締役社長 矢嶋弘毅 

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