ニュースリリース

博報堂DYメディアパートナーズ2017年度入社式社長挨拶
NEWS RELEASE

株式会社博報堂DYメディアパートナーズは4月3日(月)午前11時、東京都港区赤坂の本社に新卒採用者20名を迎え、大森壽郎代表取締役社長以下、役員および部門長が出席し、2017年度の入社式を実施いたしました。大森社長が「新入社員への歓迎と激励」として述べた挨拶の要旨は、以下の通りです。

新入社員の皆さん、おめでとうございます。本日、博報堂DYメディアパートナーズに20名の仲間が加わることを大変うれしく思います。皆さんにはこの先の博報堂DYメディアパートナーズそして、2万人を超える仲間が集う博報堂DYグループを牽引する若い力としての大いなる期待を寄せております。

広告業界には、これまでの経験や常識、価値観だけに頼っていては生き残ることができない大きな変化が訪れています。新しい技術やサービスが次々と登場すると同時に、国内外で新たなビジネスプレーヤーが存在感を強めています。想像を越える企業間での連携が進んだり、広告業とは異なる領域にいる企業が、私たちの脅威となったりする。そんな時代です。

本日は皆さんに、この業界で長きにわたって仕事をして来た私から3つのアドバイスをしたいと思います。この先時代が変わろうとどんな仕事と向き合う時でも、心がけていただきたいことです。

1つ目は、「意志を持って行動すること」であります。広告会社の仕事は、常に“正解のない課題”に向き合うことです。ヒントはたくさんありますが、正解はどこにもありません。しかし、正解が無いからこそ「私は、これが答えだと思う!」という、自分なりのアイデアを持つことが求められます。そして、それを実現しようという「強い意志」を持たなければ、事情に流され、自分を見失い、結局のところ仕事は何も進みません。形式的に進んだとしても、発見も、面白みも、成長も生みません。この博報堂DYグループには、120年を越える歴史、先輩方が築いて来た多くのネットワーク、そして、パートナーや社会からの信頼があります。皆さんの考え抜かれた「アイデア 」に、最後までやり抜こうと言う「強い意志」を加えることで、与えられた課題への“あなたにしか出せない答え”が生まれます。「意志を持って行動する。」これを繰り返すことが仕事を魅力的に、面白くして行くこと。そして、皆さん自身の成長を生み出して行くということを、常に意識していただきたいと思います。

2つ目は、「チームと共に動く」 ということです。人間、少しうまくいくと「自分の力」を過信するものです。しかし仕事は、部署の仲間、一緒に取り組んでいる仲間からなる、 “チームによって支えられている”という事を、絶対に忘れないでください。この先、皆さんに投げかけられる課題は決して一人で解決できるものではありません。一見関係ないと思われる知恵や経験を持つメンバーが一つになってこそ、全く新しい価値を持つ解決策を生み出すことができます。共に高めあい、競い合い、助け合う。チームの一員として存在している意識を持ち続けてください。今日ここに集った皆さんは、学生時代に様々な学問と向き合って来ました。これまで皆さんが得て来たどんな知識も、これから得るどんな経験も、何一つ無駄にはなりません。私は、その全てが博報堂DYメディアパートナーズの“素晴らしいチーム力”になると、大いに期待をしています。

3つ目は、「絶えず、学び続けること」です。ビジネスは、急激に高度化しています。その中で価値ある仕事をするには、常に自分自身の能力を高めておかねばなりません。現場に行くと「新人だから」と言って甘やかしてはくれません。先輩方と同じように“一人の社会人、一人の広告マン”として「どんな価値をもたらしてくれるのか?」それを徹底して求められます。最近社内では、若手を中心に経営や語学、プログラミングなど、新たな能力を身につけるべく“学びたい”という意識が非常に高くなっています。会社としてもこの動きを応援しています。

「いまの自分に、何ができるのか?」時々振り返ってみてください。“何もできていない”と思うのであれば、“やり方”、もしくは、“やること”を変えなければなりません。「学び」はあなたのオリジナリティとなり、“あなたにしかできない仕事”を生み出します。そして、あなたがチームにいることが、そのチームの強さとなります。その集合体こそが、強い会社です。決して焦る必要はありませんが、プロとしての専門性を身につけるために学ぶ。それを磨くために学び続けることを、心がけていただきたいと思います。

私は社内に対して “越境”というキーワードを掲げています。これは、「自らの専門性をベースに、他の領域の専門家と向き合い、新たな価値を生み出して行こう」という行動指針です。皆さんには“越境できるビジネスパーソン”になっていただきたい。しかしその前に、先輩や上司の下でしっかりと学び、専門性を身につけ、磨くことを実践していただきたいと思います。

皆さんは、幼少期よりデジタルに慣れ親しんできた世代であり、また、最も生活者に近い視点を持っています。私は、そこに大きく期待しています。

 “世の中はどこに向かうのか?”

あなたたちの感性を研ぎ澄まし、その目でしっかりと見極めてください。そして世の中の動きを俯瞰的に捉え、広告会社らしい自由で、社会を明るくするクリエイティブなアイデアを実現し、”社会を動かす”あるいは、”時代を動かす”ことに挑戦してほしいと思います。

どうぞ皆さん。今日から始まる博報堂DYメディアパートナーズでの毎日に、大いなる希望を持って、一歩ずつ進んで行きましょう。よろしくお願いいたします。今日は、本当におめでとう。

以上

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