コラム
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“気持ち”と向き合う統合コミュニケーション
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ホームページ リニューアルの一発目に登場させていただきます、博報堂DYメディアパートナーズ統合コミュニケーションデザインセンタークリエイティブ部「concreat」ユニットリーダー嶋田三四郎と申します。どうぞよろしくお願い致します。

まず、私たちのユニット「concreat」(コンクリート)について少し紹介いたします。

■何でも出来る、何でも屋集団。「concreat」

「どんなユニットなんですか?」と質問される時、だいたいこう答えるのですが、博報堂ケトルが手法にとらわれない「手口ニュートラル」なら、「concreat」は、マスメディアを含む各種メディアや、映画やアニメ、音楽などのコンテンツを軸足に、「出口目線」、つまりアウトプット目線で統合的に広告コミュニケーションをプロデュースしてく「出口ニュートラル」であると応えています。

ま、軽く言えば、広告業界の「何でも出来る、何でも屋集団。」あえて、賢く言えば、「商品・サービスの誕生」から「世の中の皆様の購買」までの広告コミュニケーションを“一気通貫のシナリオ”としてデザインする集団。といった感じです。

このような感じで、日々、統合コミュニケーションプロデュースをやっているわけですが、そもそも、「統合コミュニケーションって何なの?」と聞かれる事も多いので、今回は、「concreat」が考える統合コミュニケーションのあり方。その本当の意味に迫っていきたいと思っています。

■「統合コミュニケーション」
それは、「広告業界の混乱の象徴ワード」?!

「テレビCM崩壊」「WEB2.0」「ウエブ進化論」「戦略PR」「明日の広告」など広告業界を震撼させる数々の本が登場し、「KPI」「ビッグデータ」「ネイティブアド」「O to O to O」など広告業界のトレンドが猛スピードで変化していく今。メディア環境、生活者のメディア接触環境の変化により、従来型の広告セオリーが崩壊し、まさに「大混乱期」といっても過言ではないでしょう。

そんな時代の産物こそ、「統合コミュニケーション」という言葉だと私は考えています。

テレビCM中心でコミュニケーションを設計する際、「テレビCMだけで、本当に効果が出るのでしょうか?」と言われます。でも「リーチ発想」などから考えても、効率の良い手法は他には無い気もします。

ならばということで、テレビ・WEBでのニュース作りを中心にした、いわゆる“戦略PR発想”で、自社メディアによる情報発信だけでなく、メディア発信による第三者情報発信を!そんな流れがきます。こうしたニュース作り発想の戦略PRは、一時的に実際、モノが売れたり、検索数があがったり反響はすごくでると思いますが、情報の瞬間風速は強い一方、持続力はなく、ビジネス的に、露出の不確実性が拭えないということも見受けられます。

そして、だいたい、Twitter、Facebook など 「SNSを活用しよう!」となります。しかし、企業側のソーシャルレギュレーションが確立されていないことも多く、中途半端な活用になり、結果「メルマガと何が違うの?」になったり、「いいね」の数が思うように伸びず、「いいね」を多く獲得するのは何のため?など・・・。あと、運営体制を作るのも大変ですし・・・。

つまり、現代の広告手法は、いずれの手法も「一長一短」。「何が、正解か分からない」。だから「統合という言葉で括れば、なんか安心」というように「統合コミュニケーション」という言葉が「救世主」として、登場したのだと思います。

■「concreat」が考える「統合コミュニケーション」の定義とは?

こんな混乱の中で誕生した「統合コミュニケーション」という言葉。でもこの「統合」という言葉には、「メディア(タッチポイント)を全て使う事!」という大きな誤解の罠が存在しますので、お気をつけください。

私たち「concreat」が考える「統合コミュニケーション」の定義とは、

「タッチポイント・オプティマイズ」×「クリエイティブ・オプティマイズ」です。

「タッチポイント・オプティマイズ」とは、一長一短なタッチポイントの「最適な組み合わせ」を考える事を意味します。重要なのは、「データ視点での最適配分」を前提としつつ、各タッチポイント=メディアの特性・やり口を駆使し、予算、目的にあわせ、各タッチポイントのコミュニケーション上の役割を設定し、最適な配分を考える事です。

「クリエイティブ・オプティマイズ」とは、最適なタッチポイント毎に、最大効果の表現を開発する事を意味します。重要なのは、各タッチポイントに接触する「オーディエンスインサイト」を起点に、コアアイデアを、タッチポイントにあった表現方法に変換する事です。

以上の2つの具現化こそが、「concreat」が考える「統合コミュニケーション」の本当の意味なのです。

そして、なにより重要なのは、気持ちだと思うんです。「担当得意先を愛する気持ち」「メディアを愛する気持ち」「オーディエンスをワクワクさせる気持ち」などなど。お客様に喜んでいただこうという“気持ち”で作り上げた得意先企業の「血と汗と涙の結晶」とも言える「商品やサービス」。広告論のどうのこうのはさておき、その気持ちと“本気”で向き合い、広告ビジネスのプロとして、世の中の皆様へ、商品やサービスを最大限魅力的に見せ、心の中に買いたい気持ちを作り上げていくような“仕掛け”を生み出す事・・・

それこそが、本当の意味の「統合コミュニケーション」だと信じています。

次回以降、我々「concreat」のメンバーが続々登場しますので、ご期待下さい!

嶋田 三四郎 統合コミュニケーションデザインセンター クリエイティブ部 「concreat」ユニットリーダー

1995年博報堂入社。ラジオ局にて、AM、FMのスポット業務、J-WAVE、INTER FM系列局担当として多くのラジオ番組、キャンペーンの企画制作を行う。その後、株式会社イーライセンスへ出向し、音楽著作権に関するライツビジネス、音楽のデジタルディストリビューションビジネス、アーティストプロデュースを手掛ける。
その後、博報堂DYメディアパートナーズにて、エンターテインメントコンテンツビジネスを経験。現在は、統合コミュニケーションプロデューサーとして、様々な広告主業務やメディアコンテンツ開発業務に従事。

※執筆者の部署名は、執筆時のものであり現在の情報と異なる場合があります。

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